1960's Italian Vintage Suit
size Italy52(US JKT42/PT W35)
1960年代ヴィンテージスーツ。
イタリアンヴィンテージです。
サイズ表記はジャケットに52と入り
USサイズ換算で約42。
スラックスは実寸で
約35インチ。
コンディションは画像の通り
右肩に小さな穴
背中の裏地に傷
スラックスの糸のほつれ
がありますが
時代を考慮すると
生地の質感も豊かで
良き状態かと。
スラックスの
右ヒップポケットの内袋が
赤くなっていますが
これは血が
ではなく
染料によるもので
おそらくボルドー色の財布などを
ポケットに入れておいて
色が移っていったのでしょう。
今回のイタリア買付けでは
ヴィンテージスーツの勉強にも
燃えていました。
何故なら
メンズスーツは
イギリス、イタリア、アメリカが
3大産地と言われており
イタリアンスーツは
1980-90年代頃に世界的に流行し
他のエリアも
イタリアンスタイルの影響を受けていましたが
それ以前のイタリアンスーツが
日本にいては情報が
少な過ぎる状況でした。
それを実際に現地へと赴き
色々と
勉強と買付けに動いてみましたが
少量のみ
手に入れることが出来ました。
初回にしては
良き収穫だったと思いますが
少しずつ次に繋がるよう
精進、精進ですね。
個人的な感想はさておき
イタリアン60sヴィンテージは
アメリカ、イギリスと比較し
また非常に興味深い実物です。
まだまだ勉強中ですので
言語化し辛いですが
手にして頂くと
確かにアメリカ、イギリスと違うな
と、刺さる人には刺さるのかと。
ジャケットは
幅の狭いラペルに
ホールもあしらわれ
ラペルピンのアレンジも可能。
ボタンは
三つ釦スタイル。
テキスタイルは
ウール系の素材感であり
淡いグレーに
落ち着いたイエローストライプが入り
織りはヘリンボーン。
クリーニングは
直接、職員さんにお願いしており
こちらのスーツが仕上がった時
この生地の男前な質感には
悶絶ものでした。
スラックスの一部ステッチに
ほつれなどがありますが
ヴィンテージ愛好家はご周知の通り
この時代までの洋服は
コットン糸を用いることが多く
どうしても現代の化繊糸と比べると
強度が弱いからです。
ウェストのサイズ直しをする際に
お好きにリペアし
自分色にするぐらいが楽しいかと
わざと、そのままにしておきました。
60年代のイタリアの風を纏う
貴重なヴィンテージの逸品。
ピッツァやパスタなどの
トラットリアや
イタリアンレストランテへと
纏って行きたいですね。
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