メンズピンキーリングの歴史
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Telos Silver & Brass Ring by qosmos
アメリカやイギリスへと買付へ赴くと
老若問わず、男前な紳士が小指に
素晴らしきリングをしているのを見かけます。
大きなシルバー製だったり
秘密結社のエンブレムが入るモノだったり
煌びやかな宝石のゴールドリングだったり。
左小指に装着する
上品で高級感のある指輪は
現代ではファッション目的が大きいですが
クラシックな伝統に由来します。
遡ると
1800年代のイギリスでは
封蝋目的のシグネットリングを
左小指に装着していました。
シグネットリングとは
家紋やイニシャルなどが刻まれ
蝋(wax)に押して文書を封印する指輪のこと。
その際、左小指だと
邪魔になりにくく
日常的に着けやすい位置だったと考えられます。
このスタイルを
当時の英国貴族や王室が取り入れ
現代まで継承し、伝統となっていきました。
そのイギリス紳士文化が
アメリカへと渡り、広がっていきます。
フランクリン・D・ルーズベルト大統領(1882-1945)が
父から受け継いだシグネットリングを
左小指にはめていた逸話もそう。
現在でも
イギリスやアメリカでは
貴族やエリート層などで
家柄や血統、地位、所属する組織
はたまた
0から財を成した男性は努力の象徴として
このクラシックスタイルに倣い
左小指に素晴らしきリングを
装着するというわけです。
また、左小指でも右小指でも良いらしく
非利き手の小指を選ぶそう。
このようなクラシックスタイルは
日本ではあまり見かけない文化ですが
イギリスとアメリカの紳士文化の一つであり
メンズピンキーリングは
見た目のファッション以上に
家柄や伝統をさりげなく主張する
粋なカルチャーとして
現代まで引き継がれていきます。
ちなみに、深掘りすると。
教皇がする指輪は、右手薬指。
英国王の戴冠式の指輪は、右手薬指。
同じく英国王のシグネットリングは、左手小指。
英国貴族がする指輪は
14世紀には指輪の有無で階級が分かるほど
ステータスシンボルになっており、
中世は人差し指や中指
19世紀以降に小指となります。
更にの更に、しつこく掘ると。
フランスは
長男が左薬指であり、次男以下は右小指。
ドイツは、左薬指。
イタリアは、小指、
スイスは、利き手の薬指。
要するに
イギリス&アメリカの"左小指"が目立つのは
英国王室の影響が強いためで
他の国々は
薬指や小指を選ぶ文化です。
現代ではファッションとして自由ですが
伝統を重んじる上流階級では
上記の伝統が今も守られることがあるそう。
もし
本気な指輪が欲しいと考えた時
クラシックスタイルを目指すのであれば
小指や薬指を狙うのが
お勧めです。

Telos Gold & Broodstone Ring by qosmos


