1970s Vintage "Art Nouveau Collage" Shirt
- 4月22日
- 読了時間: 2分
眺めていて
気持ちが良いモノを
ひたすら集めたい。
モノが好きだという
この気持ちのコアには
一体、何があるんでしょうね。
店頭でも呑みの場でも
どんどん哲学る(てつがくる)話題になり
楽しい。
このような
世間的には無駄とも言える
変態トークで
変態さん達と盛り上がっています。
無駄は最高だ。
本日のご紹介は
古き良き装飾オタクに捧げる逸品。
「Art to Wear(着る芸術)」です。













1970s Vintage "Art Nouveau Collage" Shirt
size S
1970年代ヴィンテージシャツ。
サイズ表記は、S。
素材表記は
消えかかっており判読出来ず
当時の主流であった化繊素材。
テロテロとした質感で
伸縮性のあるテキスタイル。
注目すべき柄使いは
19世紀末から20世紀初頭の
アール・ヌーヴォーを思わせる
コラージュアートの世界。
やわらかな曲線で囲まれた女性、
葡萄を思わせる果実のモチーフ、
ステンドグラスのような描写、
彫像やメダリオンのような立体モチーフなどの
とことん華やかな柄使い。
1970年代は
「Peacock Revolution(孔雀革命)」と
呼ばれる
メンズファッションの華やかさ回帰期。
ピーコックレボリューションとは
1960年代から70年代にかけて
ロンドンを中心に発生した
メンズファッションの劇的な変化。
それまでの地味で保守的なスタイルから脱却し
色鮮やかなカラー、花柄、複雑なパターン、長髪など
Peacock(孔雀)のように
華やかに着飾るスタイルが特徴。
要は
「父親達(旧世代)のファッションは地味だから
俺たちは派手に行こうぜ。
派手に、自由に着飾る新時代だぜ。」
という、流れであり
世界中へ発信されます。
また、70年代は
アール・ヌーヴォーやアール・デコから
インスピレーションを受ける
アンティークアートブームも起きていました。
そして、これらの影響により
このシャツのような
「Art to Wear(着る芸術)」に至ります。
今回のヴィンテージシャツは
当時のテキスタイルデザイナーが
美術書や博物館の資料から
モチーフを抜き出してコラージュし
生地プリントに落とし込んだと、推測。
今となっては
僕達のような装飾オタクが
悶絶してしまうような素晴らしさ。
奇跡的に半世紀を生き延びてきた
アートピースとも呼べる逸品。


